彼は誰


20/2/2025 

これで合っている
と思っていた事が
そうではなかったとしたら


はたまた、
それはほんの短時間の中でなら有効であった
としたら

26/1/2025 

日記帳を見失った
どんなに雑に仕舞い込んでも必ずリュックサックやバッグの底にもぐっていたノートを失くした
落としたのか、おととい船の出発を待つ時間、とても集中して書き留めたことも
それまでの数ヶ月のこともぜんぶ見当たらない
なぜいなくなったのだろう 誰か読んでいるだろうか
殆ど最後のページだったところだった
混乱するよりも冷静に「失くした」とわかった(混乱は演技じみている)
「日記は誰かが読む前提である」というようなことを誰かが言っていた
半年ほど前私は不特定多数の人間に日記を差し出した
いまは本当に不特定の世界に差し出した
ショックは誰のものになるんだろう
食べ物には困っていない 今日は猪を食べた
日記帳を失くしたので日記を書くことにためらう
ではこの場所は何だろうか

14/12/2024 ボタン1

感性を打ち明けることが容易くなる
きっと
常にやることがあるから
毎日生きて暮らすのにすることがとても多いから
その中で空白をつくる
此処は信頼することを最初にもっていかないといけない
陰と陽があっても、表と裏はない
することがとても増えた
「あなたはなんでも知りたいんだね」「それが良いことだよ」と励まされる
先に何かを知っている人たちにたずねにいく
どうしてなのかていねいに聞いてみると、自分の持ち物と違っていても理解ができる
否定も拒絶もしていないから
だからなるべく自分のことも自分で話してみたいと思う
すぐに出あって あなたを愛しているよと言う、そういう
そういう愛があるということを知り始めている
慣習が、道理にかなっていること
叡智とは循環なのだと実感する
土も血も排泄物もすべてが帰結する
生まれて死ぬ
それを生きる

7/12/2024 

きょうは堆肥や牛の匂いがする 畑を耕しているトラクターのすぐそばで当然のように立つ青鷺と 気に留めていないようで穏やかに運転する人 そういう景色を目に入れながら通う 毎日誰かがやってくる 家は自分の状態と連動しているからどうして誰が来たのかよく理解できる 鐘が鳴ったらからすと一緒に帰る いつもなにかは土に還る ロック・ミュージックを聴きながら車を走らせる ものに溢れていたがらんどうの室はすでに息づきはじめている いろいろなものがそれを察している

18/11/2024 息づき始めている